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【超入門】航空無線

航空無線に興味を持たれる方は少なくないと思うが、いざ始めるとなると、
その間口は決して広いモノとは言えない。そこで「これだけあれば、取り敢えず
始められる」ポイントを書いてみようと思う…

●入門の前に

…はじめにお断りしておくが、航空無線の受信は少なからず根気の要るジャンルだ。
また無線工学の知識もそれなりに要る。かく言う僕はガチガチの文系人間であるので、
当然、苦労した。でも、今ではそれなりに無線を楽しんでいるし、今でも勉強を続けている。

ここに書いてあることは、無線機を手にして、初めての受信をする最低線のところまでである。
以下の文章を読んで、理解する事を嫌だなあと思う人には、航空無線はお勧めしない。
勿論、理解出来ない場合は遠慮無く質問してもらって構わない。
※質問は下記ブログにどうぞ:
http://mikealpha.exblog.jp/

●何が必要なのか!?

(1)受信機(と、その説明書)
(2)アンテナ(たいていは受信機に付属している)

…テレビと違って、無線を受信するには「周波数/型式」を調べて、その周波数と
正しい型式を受信機に入力する必要がある。そう、インターネットでホームページの
URLを調べて入力するのとよく似ている。だから、購入した受信機が、
その周波数を入力できないと全く意味がない。

航空無線で使われている周波数は、大体以下のような感じだ。
やたら細かい数字が出てくるので、数字が苦手な人は
ここで眠くなってしまうかもしれないが、
思いっきり苦い珈琲でも飲みながら、頑張って耐えて欲しい…^^;

118.00MHz〜141.95MHz(VHF帯という)
225.00MHz〜399.975MHz(UHF帯という)

さらに、航空無線で使われている電波は「AM」という型式なので、数字を入力してから
電波の型式を「AM」にする。
航空無線の場合、電波の型式は「全てAM(※例外はある)」だが、
買って来た受信機をそのまま使うと(たいていは)UHF帯が全てFMに(自動的に)
切り替えられてしまう。機種によっては、これを「オートモード機能」と謳っている場合がある。
この場合、VHFは(だいたい)聴けるが、UHFがくぐもったような音になるか、
全く聴こえないので、オートモードを解除してやる必要がある。詳細は取説を参照してほしい。

ともあれ、要するに「118.0〜399.975(MHz)という数字が入力できて、
電波の型式を「AM」に出来る受信機」は航空無線が聴ける受信機だって事だ^^
あと、細かいことだが、テンキーと呼ばれる数字キーが付いているモノを選ぼう。
少々値が張るが、特に(無線/電気)初心者には絶対におススメする^^

ところで、気になるお値段だが、「中古で1万円前後〜。新品で3〜6万円」ってところだ。
購入の際はショップへ行く前に、実際に使っている人に
「こんなの買ってみたいんですけど?」とか聞いてみると良い。いきなりショップへ行くと、
たいていお店の人のペースで言いくるめられて在庫を買わされてしまうからだ。
それなりに調べて予めシナリオを考えて行っても…敵は知識が豊富すぎるのだよ…^^;

ちなみに僕は、スタンダードのAX400Bという受信機をヤフオクで9,000円台で買った。
機能・携帯性・汎用性ともにまあまあ満足しているが、これ(値段)は、
かなりラッキーな方だったらしい^^v

●受信してみる

…さて、無線を買ったら早速受信してみよう。初めはなるべく「電波が強く頻繁
に交信が行われている場所」へ行こう。なぜなら、無線というモノはテレビやラジオ
と違って「必要なときにしか使われていない」ものだ。
当たり前なんだが、飛行機が飛ばなければ無線も使われない。そして、飛行機が
飛んでいるからと言って、四六時中女子高生のケータイみたいに喋りっぱなしと
いうモノでもないからだ…^^;

そういうわけで、都内なら羽田空港がベストだ。平日、土日お構いなしに朝は
7時頃から夜も21時頃まで国内線、国際線、貨物、海上保安庁といろんな連中が
ガンガン飛んでいる。
良く晴れた休みの日にアキバで無線を買って、その足で羽田へ行き、展望ロビーで
ビールでも飲みながら無線を聴く…何と優雅な趣味ではないか^^

さて本題。無線機に電池を入れ、周波数を入力する。周波数は118.1MHz。
電波の型式は「もちろんAM(※)」だ。ちなみに、この周波数は「タワー」と
呼ばれるヤツで、出発便/到着便の離着陸を管制する航空管制の花形である^^
(※特に、航空祭や軍用無線を聴きたい人はこの点に注意して欲しい。例えば、
厚木航空基地のタワーは340.200MHzだが、大抵の無線機はこの周波数を自動
的に「FM」に設定してしまう。無線機の説明書に従って、電波の型式を「AM」に変更しよう)

ところで、周波数を入力するのだが、これがなかなか厄介な場合がある。
僕の場合、周波数を入力するのに説明書と格闘しながら一時間以上かかった^^;

とにかく、数字キーを押して周波数を入力するやり方を、説明書片手に頑張って
欲しい。言い換えると、説明書抜きでは(特に初心者の場合)周波数の入力すら
ままならないかもしれない。
オークションなどで中古で買ったモノなどは説明書が付属しない場合があるが、
大抵はメーカーのホームページからダウンロードできるので、こんな場合は予め
ダウンロード&プリントアウトして行こう^^

頑張れ!憧れのエアバンドは直ぐ其処だ^^/

●より楽しむために

…さて、タワーの交信は聴けただろうか?英語ばっかりで、最初は何を言ってい
るのか分からないと思う。ここからが本当の入門だが、よい参考書が発売されて
いるので、これ以降の話はそちらに譲る^^

☆航空無線ハンドブック206年版(イカロス出版)1,800円(税込み)
※イカロス出版オンライン書店↑↑↑

…この本には、航空無線の基礎から応用まで、また民間のみならず軍用の航空無線まで
幅広く(浅く)書かれている。また、最新版には、全国の主要空港(軍用含む)
データ・周波数・コールサインが書かれているので、空港へ行くときや、航空祭には必携だ^^

最後に、某日の交信をBGM風に加工してみたので、まだ聴けていない人も
雰囲気に浸って欲しい。健闘を祈る^^v

♪ある日の厚木的風景♪

※上記は姉妹版「航空無線受信日誌」に掲載中の記事ですが、Yahoo!ブログが
あまりにも遅いため、現在、当該ブログを段階的に移設しています。
移設の済んだ記事から、Yahoo!ブログの記事は削除していきます。
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by d-back | 2006-04-30 14:27 | 航空無線